キャッシングを利用するには安定した収入だけではなく、ちゃんと連絡が取れるかどうかも重要です。

そのため連絡先として電話番号を申請しなくてはいけませんが、電話の種類が審査面に影響することもあります。

昔は有利だった固定電話

受話器

一昔前は固定電話を引くのに、高価な電話加入権をNTTから購入する必要がありました。 ですから財産としても評価が高かったので、それだけキャッシングの審査面でも有利に働きました。

それだけではなく、自宅と連絡が取れるという点がポイントが高かったのです。 それに居場所がはっきりしているという点も有利に働くポイントのひとつです。 固定電話に比べると解約が簡単などの理由から、携帯電話しか持っていない人は審査面で不利とされていました。

ところが現在は電話加入権の価値もほとんど無くなってしまい、中古市場では数千円で購入できることもあります。 さらに加入権が無くても電話を引けるようなプランもあります。 自宅に固定電話がないという人も多くなってきていますし、「固定電話がなくては厳しい」という時代から変わってきています。

むしろ独身者の場合だと、固定電話しかないと日中は仕事で誰も取らないため、連絡が付かない状態になります。 その場合は携帯電話を持っていた方が有利という考え方もできます。

固定電話と携帯電話両方あると有利になる

携帯電話のみだからといって、固定電話のみよりもマイナス評価にしないキャッシング会社も増えてきたようです。 しかし、携帯電話と固定電話の両方あった方が、審査面で有利に働く可能性が高いです。

そのためだけにわざわざ電話を引く必要はありませんが、もし固定電話を持っているなら、評価アップのために番号を登録しておくのもいいでしょう。

例えば実家住みの独身者の場合、固定電話が引かれていることも多いはずです。 自分のキャッシングの申込のことだからと実家の電話番号を書きたくない人もいるでしょうが、よほどのことがない限り、連絡なんてありません。 申込する際も、携帯電話への連絡を希望すれば大丈夫です。

キャッシング会社から連絡が来るとき

キャッシング会社は、滅多な事では連絡してきません。 するとしたら最初にキャッシングを申込んだときの確認、増額の案内、延滞したときです。 固定電話の番号を登録していても連絡は携帯電話のみにするよう依頼しておけば、固定電話に掛けてくることはありません。

ただし、支払いを延滞してしまったときに携帯で連絡が取れなければ、最終的には固定電話への連絡も必要になってきます。 携帯電話は外出先でも連絡が取れる優れ物ですが、仕事中や移動中で取れないこともあります。

キャッシング会社との行き違いが起こらないためにも、出られないときには留守番電話に切り替わるよう設定しておいて、着信があればすぐに掛け直すようにしましょう。